ベリーパターとは?最新ルールも解説
ゴルフの初心者
ベリーパターって何ですか?
ゴルフの指導員
ベリーパターは、標準的なパターよりシャフトが長い中尺パターだよ。
ゴルフの初心者
ベリーって、おへそとかそのあたりですか?
ゴルフの指導員
そう、グリップエンドがおへそまたはその少し上に来るように構えるんだ。
ベリーパターとは。
ゴルフ用語の「ベリーパター」とは、通常よりシャフトが長いパターです。構えたときにグリップエンドがおへその少し上あたりにくるように設計されており、お腹(ベリー)を支点に振り子のようにストロークしやすいのが特徴です。ただし、顎の下辺りにグリップエンドがくる長尺パターとは異なります。
最近では、手やグリップを体の一部に固定してストロークを行う「アンカリング」という手法が禁止されています。
ベリーパターの特徴
ベリーパターの特徴として、まず挙げられるのはその大きなヘッドサイズだ。一般的なパターヘッドの体積は約300ccだが、ベリーパターのヘッドは500cc以上と非常に大きい。ヘッドの安定性が高まり、パターの操作が容易になる。
また、ベリーパターはヘッド全体に重心が配置されているのも特徴だ。これにより、ボールを芯で捉えた際の打感が向上し、安定したストロークが可能になる。
さらに、ベリーパターはフェース面の溝が深いことが多い。この深い溝がボールのスピンを増やし、グリーン上での転がりを向上させる。
ベリーパターのメリット・デメリット
ベリーパターのメリットボールを転がすのではなく、芝生の上を滑らせるため、ミスヒットが少なくなる傾向があります。また、インパクト時のフェースの開閉が最小限に抑えられるため、正確な方向性を出しやすくなります。
ベリーパターのデメリット慣れないとストロークのリズムが取りにくく、距離感もつかみづらいことがあります。また、芝生の状態によっては滑りが悪くなり、距離感が狂う可能性があります。さらに、パッティング時にかがむ必要があるため、体への負担が増える場合もあります。
ベリーパター使用時の注意点(アンカリング)
ベリーパターを使用する際の重要な注意点として、アンカリングがあります。ゴルフにおけるアンカリングとは、パターを体の特定の部分に固定して構えることを指します。ベリーパターは、その特殊な形状から腕や体の特定の部分に固定しやすい性質があります。しかし、これにはルール上制限があり、2016年にゴルフ規則が改正され、アンカリングによるパッティングが禁止されました。違反した場合にはペナルティが課されます。
したがって、ベリーパターを使用する場合には、アンカリングをしないように注意する必要があります。その代わり、従来のパターのように、パターを自由に動かしてアドレスやストロークを行う必要があります。
ベリーパターの最新ルール
ベリーパターの最新ルールベリーパターには、従来のゴルフパターと異なる特徴があり、その使用に関するルールも定められています。2016年のルール改正では、アンカーパターに関する規定が厳格化されました。アンカーパターとは、シャフトを体に固定して構えるパターのことで、安定したストロークを可能にする反面、その有効性が問題視されていました。
改正されたルールでは、パターのシャフトを体のどの部分にも接触させて固定することは禁止されています。これにより、アンカーパターの使用は大幅に制限されました。また、パターヘッドを地面に触れた状態でストロークすることも禁止されています。このルールは、グリーン上の芝を損傷しないよう設けられました。
ベリーパターがおすすめなゴルファー
ベリピューターの利点により、さまざまなタイプのゴルファーにとって最適な選択肢となっています。特に、パッティングに自信がない初心者や、安定したパッティングに苦労しているゴルファーに適しています。また、手の震えや神経系の問題を抱えるゴルファーも、ベリーパターの安定性を高く評価しています。さらに、グリーンの傾斜や芝の長さに影響を受けにくくしたいゴルファーも、ベリーパターの正確性を高く評価しています。