ゴルフ用語辞典：COR（反発係数）
ゴルフの初心者
COR(反発係数)について教えてください。
ゴルフの指導員
COR(Coefficient of Restitution)は、クラブフェースの反発係数を表し、現在のSLEルールでは0.830を超えると反則とされています。
ゴルフの初心者
SLEとは何ですか？
ゴルフの指導員
SLE(Spring-Like Effect)は、いわゆるトランポリン効果のことです。クラブフェースを薄くすることでCORを上げられますが、ルールでは制限されています。
CORとは。
ゴルフ用語「COR」は、ボールの反発係数を表します。クラブフェースの外縁を薄くすることで、この反発係数を高めることができます。ただし、現行の「SLE（Spring-Like Effect）」ルールでは、COR（反発係数）が0.830を超えると、反発係数がルール違反となります。
COR とは何か
COR（Coefficient of Restitution、反発係数）とは、ゴルフボールがクラブヘッドに衝突した際にどれだけ反発するかを示す数値です。CORが高いほどボールはより高く、より遠くまで飛びます。CORは通常、0から1の範囲で測定され、1に近いほど反発力が高くなります。
COR の影響
COR の影響
COR は飛距離に大きな影響を与えます。COR が高いほど、同じスイング速度でより遠くまでボールを飛ばすことができます。これは、COR が高いボールは、インパクト時にクラブフェースと衝突した際にエネルギーをより効率的に伝達するからです。また、COR はスピンにも影響を与えます。COR の高いボールはスピン量が少なくなり、よりまっすぐに飛びます。これは、COR の高いボールは、インパクト時にクラブフェースと接触する時間が短いため、ボールにスピンがかかりにくくなるからです。
SLE ルール
SLEルールは、ゴルフにおけるCOR（反発係数）の運用を管理する規制です。このルールは、USGA（全米ゴルフ協会）とR&A（ロイヤル・アンド・エンシェントゴルフクラブ）によって設定されており、ゴルフクラブの反発係数がUSGAとR&Aによって規定された上限値を超えないことを保証することを目的としています。
この上限値は、クラブヘッドの素材や構造によって異なります。例えば、金属製のドライバーヘッドではCORが0.830を超えてはなりません。SLEルールを遵守することで、ゴルファーは反発力の高すぎるクラブを使用して不公平にアドバンテージを得ることを防ぐことができます。これにより、ゴルフの競技性の維持が確保されます。
トランポリン効果
-トランポリン効果-
トランポリン効果とは、ゴルフクラブのフェースがボールを打ち返す際に発生する現象です。フェースは鼓面のようにしなり、ボールを跳ね返す際にトランポリンのような効果を生み出します。この効果により、ボールがフェースに衝突した瞬間に潰れて、フェースが復元する際に元の形に戻ろうとする力がボールに加わります。この力の働きで、ボールはより強く、より遠くへ飛ぶことになります。
ルール違反クラブの定義
ルール違反クラブの定義
ゴルフの規則では、COR（反発係数）が0.830を超えたクラブはルール違反とされています。CORとは、クラブヘッドがボールに衝突したときのエネルギー伝達効率を表す値で、高いほどボールがより強く弾きます。ルールに準拠するために、クラブメーカーはヘッドの素材や構造を規制されており、CORが許可された範囲内に収まるように設計されています。
