ヒール トゥ デザインでパッティングの精度向上

ヒール トゥ デザインでパッティングの精度向上

ヒール トゥ デザインってなに？

ヒール トゥ デザインとは、ゴルフクラブのパターヘッドの形状に関する特徴を指します。一般的なパターヘッドは、ソール部分がヒール（クラブのふち）からトウ（クラブの先端）にかけて均等に丸みを帯びた形状をしていますが、ヒール トゥ デザインのパターヘッドは、ヒール側がトウ側に比べてアドレス時に地面に接する面積が大きく、ラウンドしています。

メリット1：芯を外しても距離が落ちない

パッティングにおいて、ヒール トゥ デザインは、パターのヘッドを少し斜めに配置することで、オフセンターヒットでも正確な距離感を維持できる革新的なテクノロジーです。これは、オフセンターヒット時にボールへのエネルギー伝達が均一化され、距離のロスを最小限に抑えることが可能です。そのため、ゴルファーは自信を持って、グリーンの隅々を狙うことができます。この設計により、サイドスピンが抑制され、打ち出し角度が安定するため、左右へのブレを軽減し、カップイン率の向上につながります。

メリット2：スイートスポットが広い

「スイートスポットが広い」という特性は、ヒール トゥ デザインのもう一つの大きなメリットです。通常のパターの場合、スイートスポットはヘッドの比較的狭い範囲に集中しています。しかし、ヒール トゥ デザインの場合、スイートスポットがヘッド全体に広がっているため、ミスヒットしてもボールの転がりが大幅に影響を受けません。このことは、特に短いパットや傾斜のあるグリーンで効果を発揮します。

メリット3：コントロール性能の向上

コントロール性能の向上ヒール トゥ デザインのパターは、フェースのヒール部分とトゥ部分に重心を配置することで、コントロール性能が向上します。この重心の配置により、フェースがスクエアに戻りやすくなり、正確なインパクトが実現します。また、ヒール トゥ デザインを採用することで、パター自体が安定し、オフセンターヒット時のインパクトのブレやフェースの開閉を防ぎます。そのため、距離感や方向性のコントロールが格段に上がり、安定したパッティングが可能になります。

ヒール トゥ デザインのパターの選び方

ヒール トゥ デザインのパターの選び方には、以下の考慮事項があります。

シャフトの長さ標準的な長さは32～35インチで、短いシャフトはより簡単にコントロールできますが、距離感は難しくなります。長いシャフトはより安定しますが、打ちにくくなります。

ヘッドの形状一般的な形状は、ブレード、マレット、クランクネックです。ブレードは伝統的な形状で、より正確なショットが可能です。マレットはヘッドが大きく重く、安定性が向上します。クランクネックは、フェースのスイートスポットをオフセンターにすることで、操作性が向上します。

ライ角ライ角は、シャフトと地面との角度です。ライ角がよりアップライト（垂直に近い）なパターは、スイング中のフェースの回転を抑えやすくなります。ライ角がよりフラット（水平に近い）なパターは、スイング中にフェースがより開閉しやすく、アライメントがより正確になります。