ゴルフ用語「フライテッド」とは？シャフトの調子について
ゴルフの初心者
『フライテッド』の意味を教えてください。
ゴルフの指導員
シャフトの「キックポイント」の調整方法のことよ。シャフトのしなりポイントの位置によって、調子が変わるの。
ゴルフの初心者
調子はどのように変わるのでしょうか？
ゴルフの指導員
ショートアイアンは手元調子で、ミドルアイアンは中調子、ロングアイアンは先調子になっているわ。つまり、ショートアイアンはインパクト直後にしなり、ロングアイアンはインパクト後にしなるということ。
フライテッドとは。
ゴルフ用語の「フライテッド」は、セット内のシャフトの「キックポイント」を表しています。キックポイントは、シャフトのしなり具合を示すもので、ショートアイアンは「手元調子」、ミドルアイアンは「中調子」、ロングアイアンは「先調子」に調整されています。
フライテッドの意味
フライテッドとは、ゴルフシャフトの調子を表す用語です。 シャフトの調子とは、インパクトの際のシャフトのしなり具合を示し、フレックスやトルクとも関係しています。フライテッドシャフトは、インパクトの際に手元より先端側が大きくしなります。これにより、高い打ち出し角とスピン量が得られます。
シャフトの調子
シャフトの調子とは、スイング時のシャフトのしなり具合を表します。シャフトのしなりは、ショットのパワーや精度に影響し、大きく分けて3種類があります。
1つ目は「Regular（レギュラー）」です。最も標準的な調子で、初心者や中級者に適しています。シャフトのしなりが適度にあり、コントロール性とパワーのバランスに優れています。
2つ目は「Stiff（スティッフ）」です。レギュラーよりもシャフトが硬く、しなりが少なくなるため、よりパワーのあるショットが打てます。上級者やスイングスピードの速いゴルファー向きです。
3つ目は「Soft（ソフト）」です。レギュラーよりもシャフトが柔らかく、しなりが大きいため、ボールを高く打ち上げることができます。ボールの初速が遅くなるため、コントロール性が求められます。
ショートアイアンと手元調子
ショートアイアンと手元調子
ショートアイアンでは手元調子のシャフトが一般的に使用されています。手元調子は、シャフトの「手元」部分（グリップに近い部分）が柔らかく、シャフトの上部がより硬く設計されています。これにより、スイングの切り返し時にシャフト先端が大きくしなり、ヘッドがスクエアにインパクトされます。ショートアイアンは飛距離よりも精度が求められるため、手元調子のシャフトは正確なショットを打つのに役立ちます。
ミドルアイアンと中調子
ミドルアイアンといえば、中調子のシャフトが一般的です。中調子は、ダウンスイング時にシャフトのしなりが適度に感じられるタイプで、ボールをコントロールしやすく、安定した弾道が得られます。ミドルアイアンは、正確さと距離のバランスが求められるクラブです。中調子のシャフトは、スイング中のシャフトのしなり具合が穏やかで、ヘッドがコントロールしやすいのが特徴です。
ロングアイアンと先調子
ロングアイアンにおいて、先調子のシャフトはボールをより低く打ち出して強い弾道を与える傾向があります。これは、先端付近に重量があるため、インパクトの瞬間にシャフトがよりしなり、ボールにより強いバックスピンがかかります。この強いバックスピンがボールを押し下げ、低い弾道と高いランニングショットにつながります。
ロングアイアンはもともと高さが抑えられていてランニングショットに向いているので、先調子のシャフトと組み合わせることで、より正確にグリーンにボールを乗せることができます。ただし、先調子のシャフトは一般的にタイミングが取りにくく、ヘッドスピードが遅いとボールが上がりませんので、注意が必要です。
