ゴルフ用語『ハム・アンド・エッグ』とは?

ゴルフ用語『ハム・アンド・エッグ』とは?

ゴルフの初心者

『ハム アンド エッグ』について教えてください。

ゴルフの指導員

『ハム アンド エッグ』はゴルフのチームプレーで、それぞれの選手が交互に良いプレーを見せ、個々のプレーは必ずしも良いわけではないが、チームとして良い結果が出せた場合に使用される決まり文句です。

ゴルフの初心者

チームとして良い結果が出せた場合、ですか。

ゴルフの指導員

その通りです。各選手が交互に良いプレーを見せ、チーム全体のスコアが向上する場合にこの表現が使用されます。

ハム アンド エッグとは。

「ハム・アンド・エッグ」というゴルフ用語は、フォーボールやスクランブルなどのチームプレーで、各選手が交互に良いプレーをするものの、それぞれの個々のプレーが常に良いわけではないが、チームとして良い結果が出たときに使われる言い回しです。この言葉はゴルフに限定されるわけではありません。

ハム・アンド・エッグの意味

-ハム・アンド・エッグの意味-

ゴルフの用語「ハム・アンド・エッグ」は、ピンにボールが当たったがカップに入らず、縁に引っかかった状態を指します。この状態を表す表現は、卵黄に例えられるボールと、それを囲む白身に例えられる緑色のグリーンの見た目に由来しています。ハムは、この表現には含まれません。

ボールがカップの縁に載った状態では、僅かな振動や風で容易にカップに落ちる可能性があります。しかし、完全にカップに入らないため、プレーヤーはこの状態を「ハム・アンド・エッグ」と呼び、この状況に注意を払います。

ハム・アンド・エッグの由来

「ハム・アンド・エッグ」という言葉の由来は、19世紀半ばのスコットランドにまで遡ります。当時、ゴルフは上流階級のスポーツであり、グリーンキーパーやキャディーなどのコース管理者は低賃金で長時間労働を強いられていました。このような労働者たちは、ハムと卵を主食としていたのです。

ある日、ゴルフ場を訪れた裕福なゴルファーが、グリーンキーパーに「(ボールを)どこへ打てばいいんだい?」と尋ねました。キーパーは、ハムと卵のサンドイッチを食べながらゴルフコースを指さし、「ここにハム、ここにエッグを打ちなさい」と答えたのです。これが「ハム・アンド・エッグ」というゴルフ用語の始まりと言われています。

ゴルフにおけるハム・アンド・エッグ

-ゴルフにおけるハム・アンド・エッグ-

ゴルフの用語で「ハム・アンド・エッグ」とは、カップ近くでボールがピンとグリーンエッジの間に挟まった状態を指します。ピンをハム、グリーンエッジをエッグに見立てています。この状況は、ボールをグリーンに乗せるか、グリーン外に出してしまうかのどちらかの結果になります。

ハム・アンド・エッグの活用法

ハム・アンド・エッグの活用法としては、主に以下の2つが挙げられます。

1. ティーショットのラインを示す。ティーショットを打つ際、フェアウェイバンカーや障害物などのハザードを避けるために、想定するボールの飛行ラインを指し示します。
2. グリーン上でパッティングの方向を指示する。パッティングの際、カップに向かって正しいラインを保つために、ボールの進む方向を指し示します。この場合、カップ側の「卵」とティー側から見たボールを「ハム」と表現します。

ハム・アンド・エッグに似た用語

「ハム・アンド・エッグ」に似た用語には、いくつかあります。

「ソーセージ・アンド・エッグ」これは「ハム・アンド・エッグ」とほぼ同じ意味ですが、状況によっては、少しずれたスコアを指すこともあります。

「キャット・アイ」これはパーセーブ(パー以下)を表す用語です。「ハム・アンド・エッグ」がボギー(パーより1打多い)を表しているのに対し、「キャット・アイ」はパー以下というより良いスコアを表しています。

「ソーセージ」これは「ハム」と同様にボギーを表す用語ですが、よりカジュアルな表現です。

「ピーナツバター・アンド・ジェリー」これはスクランブル(ダブルボギーパーより2打多い)を表す用語です。