ゴルフ用語「ペナルティーエリア」の解説

ゴルフ用語「ペナルティーエリア」の解説

ペナルティーエリアとは？

-ペナルティーエリアとは？-

ゴルフ用語の「ペナルティーエリア」とは、プレーに支障をきたすような、特定の障害物を含むコース内の地域を指します。これには、水たまり、池、小川、深いラフ、バンカーなどが含まれます。これらのエリアは赤または黄色の杭でマークされており、一般的にプレーが困難で罰則が科せられる場所です。

ペナルティーエリア内でボールが 失われた 場合、または 救済不可 と判断された場合は、プレイヤーは ストロークペナルティ（2打罰）を科されます。また、ペナルティーエリアに ドロップ してプレーを再開することもできます。ただし、その場合でも1打罰が科せられます。

ペナルティーエリアは、コースのレイアウトに戦略性を加え、プレイヤーのスキルをテストするために設置されています。これらのエリアを効果的に乗り越えるには、適切なクラブを選択し、正確にショットを打つことが重要です。

ペナルティーエリアの示し方

ペナルティーエリアの示し方

ペナルティーエリアは、通常、コース上で赤色の杭またはロープで示されます。杭またはロープは、エリアの境界を明確にするもので、ボールがそれらの内側に入るとペナルティーエリア内とみなされます。一部のコースでは、赤い水たまりや荒れ地もペナルティーエリアとして指定される場合があります。その場合は、エリアの周辺に杭またはロープが設置されているか、赤い杭が水たまりに直接配置されています。ゴルファーは、ペナルティーエリアの境界を正確に把握することが重要で、ボールがエリア内にあったかどうかについて争いにならないようにする必要があります。

ペナルティーエリアに入った場合の救済方法

-ペナルティーエリアに入った場合の救済方法-

ペナルティーエリアでは、プレイヤーは2つの選択肢があります。1つ目は「ペナルティーエリアからプレーする」ことで、この場合はボールが止まった地点から2クラブ長の範囲内で1罰打を加算してプレーできます。 もう1つの選択肢は「ペナルティーエリア外からプレーする」ことで、この場合はボールがペナルティーエリアの外に出た地点、あるいは2クラブ長の範囲内のポイントまで戻って1罰打を加算してプレーできます。

ボールが水害区域内にある場合は、プレイヤーはさらに別の選択肢があります。 それは「水害ドロップ」で、ボールのペナルティーエリアの外に出た地点、または2クラブ長の範囲内のポイントにドロップして、ペナルティーなしでプレーすることです。ただし、ドロップしたポイントはペナルティーエリアの境界の線上または外側でなければなりません。

ペナルティーエリアにボールがあるままプレーすることも可能

ペナルティーエリアにボールがあるままプレーすることを可能にする場合もあります。ペナルティーエリア内にボールがあることに気付かずにプレーを続け、ホールアウトしてしまうと、失格となりますが、ペナルティーエリア内にボールがあることを認識している場合、ペナルティーを科されることなく、以下の2つの方法でプレーを続行することができます。

* -ドロップアンドプレー- ペナルティーエリアの境界の外で、かつホールに近いポイントでボールをドロップし、ペナルティー1打をカウントしてプレーを続行します。
* -ボールをどこかに打ち出す- ペナルティーエリアのすぐ近くに別のボールを打ち、ペナルティー2打をカウントしてプレーを続行します。

2019年ルール改定によるハザードの変更点

2019年のルール改定では、ハザードが「ペナルティーエリア」と「ウォーターハザード」の2種類に再編されました。以前は「バンカー」もハザードの一種でしたが、新しいルールではペナルティーエリアではなくなりました。

また、ウォーターハザードが「赤杭」と「黄色杭」に分かれました。赤杭はこれまでどおりプレーを禁止し、黄杭はペナルティーショットを課しますが、球を探す時間は短縮されました。さらに、「ペナルティーエリアを横切った場合の救済が緩和され、ペナルティーなしでドロップできる範囲が広がりました。