ゴルフ用語「Bowed」とは?飛ばし屋のスイングに共通する手首の状態

ゴルフ用語「Bowed」とは?飛ばし屋のスイングに共通する手首の状態

ゴルフの初心者

先生、ゴルフ用語で『Bowed』ってどういう意味ですか?

ゴルフの指導員

右図のように、外側に折れた手首のことだよ。タメを作るために不可欠なんだ

ゴルフの初心者

タメを作る?どういうことですか?

ゴルフの指導員

インパクトで手首をBowedの状態にすることで、スイングに力をためておくことができるんだ

Bowedとは。

ゴルフ用語の「ボウイング」とは、右手首が外側に折れた状態を指します(図左)。ダスティン・ジョンソンやジョン・ラームなど、飛距離の出るスイングに共通して見られる特徴です。逆に、左手首が内側に折れた状態は「カップト」、どちらも折れていない状態は「フラット」と呼ばれます。トップでカップトになったプロゴルファーもいますが、その場合はインパクトに向けてボウイングの状態にする必要があります。これは、タメを作る上で欠かせない要素です。

Bowedとは内側に折り曲がった手首のこと

Bowedとは内側に折り曲がった手首のこと

Bowedとは、ゴルフのスイング中に手首の内側が折り曲げられた状態のことです。この手首の形は、ボールを遠くへ飛ばそうとする飛ばし屋のスイングに共通しています。Bowedの手首は、クラブヘッドに加速をつけるために必要な「ヒンジ」動作を可能にします。ヒンジとは、スイング中に手首を曲げてクラブヘッドをターゲットに引き付ける動作です。

反対語は内側に折り曲がったCupped

反対語は内側に折り曲がったCupped

反対語はCuppedです。これは、手首が内側に折り曲げられている状態を表し、スイング中にクラブフェースが閉じすぎてしまいます。Bowedとは対照的に、Cuppedではボールにスピンがかかりすぎ、飛距離が抑制されます。また、スライスやフックなど、ショットの精度にも影響します。適切な手首の位置は、BowedとCuppedの中間で、クラブフェースがスクエアにインパクトできる状態です。

手首がどちらにも折れていない状態はFlatと呼ばれる

手首がどちらにも折れていない状態はFlatと呼ばれる

手首が「Bowed(ボウ)」でない状態は「Flat(フラット)」と呼ばれます。Bowedの状態とは、スイングのトップで手首が甲側に折れている状態ですが、Flatの状態は手首が折れていない状態です。ゴルフのスイングでは、トップで手首が多少Bowedになっていることが理想的とされています。これにより、インパクト時にヘッドがボールを捉えるときに必要な「タメ」を作ることができます。しかし、手首が極端にBowedになりすぎると、スイングが窮屈になり、ヘッドスピードが低下する原因となります。

トップでCuppedになるプロもいるが、インパクトに向けてBowedにする必要がある

トップでCuppedになるプロもいるが、インパクトに向けてBowedにする必要がある

トップスイングで手首が「Cupped(カップ型)」になるプロもいます。これは、手首が手の甲側に折れて、クラブヘッドが地面にほぼ平行になる状態です。しかし、インパクトに向けては、手首を「Bowed(ボーイング)」にする必要があります。これは、手首が手の平側に折れて、クラブヘッドが上を向く状態です。ボーイングにすることで、クラブヘッドを加速させ、より遠くへ飛ばすことができます。

タメを効かせるために欠かせない

タメを効かせるために欠かせない

「タメを効かせるために欠かせない」というでは、手首の「Bowed」な状態がゴルフスイングにおいてタメを作る上で重要な役割を果たすことを説明しています。タメとは、スイング中にインパクト直前までクラブヘッドを十分に遅らせておくことで、ボールに最大限の力を伝えるための技術です。Bowedな手首の状態では、左手の甲側がわずかに曲がっており、この状態がタメを保持するのに役立つのです。

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