ゴルフ用語のあれこれ:高麗グリーンの知られざる世界

ゴルフ用語のあれこれ:高麗グリーンの知られざる世界

ゴルフの初心者

高麗グリーンとベント芝の違いを教えてください。

ゴルフの指導員

高麗グリーンは芝目が強く、ベント芝は芝目が弱いという違いがあります。

ゴルフの初心者

じゃあ、ベント芝のグリーンのほうが質がいいんですか?

ゴルフの指導員

一般的にはベント芝のほうが質は良いとされていますが、高麗グリーンでも川奈ホテルゴルフコースのように有名なコースもあります。

高麗グリーン / 高麗芝とは。

「高麗グリーン」とは、夏芝とも呼ばれる日本の固有種である高麗芝が使用されたグリーンです。高麗芝は冬になると枯れたような茶色くなります。日本において、高麗芝のグリーンはベント芝のグリーンよりも芝目が強く、「冬芝」とも呼ばれます。高麗芝のグリーンは、ベント芝のグリーンに比べて品質がやや劣るとされていますが、川奈ホテル(富士)ゴルフコースなど、高麗グリーンのみ使用する(ワングリーン)の名門コースも日本にあります。

高麗グリーンとは何か?

ゴルフ用語のあれこれ高麗グリーンの知られざる世界の中で触れられている「高麗グリーンとは何か?」について解説します。

高麗グリーンとは、西アジア原産のベントグラスの一種「高麗芝」を使用したゴルフ場のグリーンのことです。日本では、1930年代に初めて導入され、現在でも多くのゴルフ場で用いられています。一般的なバミューダ芝のグリーンと比べて、高麗芝は葉が細く密に生えており、柔らかい質感と滑らかな転がりを特徴としています。

高麗芝の特徴

-高麗芝の特徴-

高麗グリーンは、高麗芝と呼ばれる丈夫で密生した芝生によって特徴づけられる。この芝種は、葉が細く、短い地下茎を形成することが特徴だ。その結果、密度の高い芝生が生まれ、優れたボールの転がりと安定したパッティングを実現する。

さらに、高麗芝は耐暑性と耐乾性に優れているため、暑い気候や厳しい条件下でも生き残ることができる。また、病気や害虫にも強く、メンテナンスが容易という特徴がある。これらの特性を併せ持つことで、高麗グリーンは安定性とプレイ性に優れたゴルフコースを形成する。

高麗芝グリーンの特徴

-高麗芝グリーンの特徴-

高麗芝グリーンは、日本では主に本土で採用されている、非常に丈夫で手入れのしやすい芝生です。葉は硬く、葉先が尖っています。また、成長が遅く、密生するため、パッティング・グリーンに適しています。

高麗芝グリーンは、ベントグラスグリーンよりもスピードが速いため、より慎重なパッティングが求められます。また、芝目が強く、ボールの転がりに影響を与えるため、グリーン攻略には高い技術が必要です。

さらに、高麗芝グリーンは耐暑性が高く、日本のような高温多湿な気候でも枯れにくいため、メンテナンスの手間が比較的少ないというメリットがあります。ただし、耐寒性は低く、冬場は凍結して茶色くなる可能性があります。

高麗グリーンとベントグリーンの違い

高麗グリーンとベントグリーンの大きな違いといえば、芝丈転がりの速さです。高麗芝は比較的芝が長く、8ミリ前後が一般的です。一方、ベント芝は5ミリ前後と短く刈り込まれており、転がりが速くなります。また、高麗芝は葉が細く硬く、ベント芝は葉が太く柔らかいのも特徴です。芝丈が長い高麗グリーンではボールの沈み込みが大きくなり、ベントグリーンに比べてパッティングが難しくなります。しかし、高アプローチショットの際には、高麗グリーンの方がボールが止まりやすくなります。

高麗グリーンの有名コース

ゴルフコースの中で、高麗グリーンは、その滑らかさと速さで知られています。この特別なグリーンは、米国、英国、アイルランドなどの多くの有名ゴルフコースで見られます。

例えば、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、毎年マスターズ・トーナメントを開催しており、世界で最も有名なゴルフコースの一つです。このコースは、起伏の激しい地形と挑戦的な高麗グリーンで知られており、世界中のゴルファーを魅了しています。

また、セント・アンドリュース・オールド・コースも、同様に高麗グリーンを備えた有名なコースです。このコースは、ゴルフの「ホームランド」として知られ、世界で最も古いゴルフコースの一つです。その起伏の多いフェアウェイと戦略的なグリーンは、ゴルファーにとって真のテストとなっています。

さらに、ロイヤル・バークデール・ゴルフクラブも、高麗グリーンを備えたもう一つの有名なゴルフコースです。このコースは、イングランド北西部に位置し、リンクスゴルフで知られています。その広大なフェアウェイと素早いグリーンは、ゴルファーに忘れられない体験を提供します。