「バードン グリップ」ゴルフ用語辞典
ゴルフの初心者
「Vardon Grip」とはどういう意味ですか?
ゴルフの指導員
「Vardon Grip」はオーバーラッピング グリップのことだよ。手で握る部分が重なるグリップ方法ね。
ゴルフの初心者
へぇ、なぜ「Vardon Grip」と呼ばれるのですか?
ゴルフの指導員
昔、名手ハリー・バードンがこのグリップでプレーしていたからなんだよ。
Vardon Gripとは。
ゴルフ用語の「オーバーラッピンググリップ」は、かつて名ゴルファーのハリー・バードンが使用していたことから「バードングリップ」とも呼ばれています。
バードン グリップの由来
-バードン グリップの由来-
「バードン グリップ」は、19世紀末から20世紀初頭に活躍したイギリスのプロゴルファー、ハリー・バードンに由来しています。 バードンは、握り方の技術を熟達させており、彼の革新的なグリップはゴルフ界に革命をもたらしました。
バードンが開発したグリップは、それまでのオーバーラッピンググリップとは異なり、左手の親指を右手の人差し指と中指の間に挟むインターロッキンググリップでした。このグリップは、より安定したショットを実現し、特に強風下の状況で威力を発揮しました。
バードンのグリップはすぐに他のゴルファーに採用され、瞬く間にスタンダードなグリップとなりました。彼の功績を称えて、このグリップには「バードン グリップ」という名が与えられました。現在も、多くのプロゴルファーを含む世界中のゴルファーがこのグリップを使用しています。
バードン グリップの特徴
-バードン グリップの特徴-
バードン グリップは、19世紀に英国のハリー・バードンによって考案されたグリップスタイルで、現在でも多くのゴルファーに愛用されています。その特徴は、左手でシャフトを覆うように握る点にあります。右手の親指はシャフトを支えるように置かれ、人差し指は左手中指の2つの関節に軽く触れます。このグリップは手首の可動性を確保し、インパクト時にクラブをスクエアにヒットさせやすくするのが特徴です。
バードン グリップのメリット
「バードン グリップ」の大きな利点のひとつは、正確性と安定性の向上です。このグリップは両手をインターロッキングし、クラブをしっかりと握ることで、クラブヘッドを安定させ、インパクト時にまっすぐスイングすることができます。また、両手が連動して働くため、クラブのリリースをより正確にコントロールすることができます。
バードン グリップのデメリット
-バードン グリップのデメリット-
バードン グリップの最大のデメリットは、スイング中にクラブが滑りやすいことです。オーバーラッピング グリップやインターロッキング グリップと比較して、バードン グリップでは左手の小指がクラブシャフトを握っていないため、クラブが左手の平の上で滑ってしまいます。特に、雨や汗で手が濡れている状況では、この滑りやすさが顕著になります。その結果、クラブを正確にコントロールするのが難しく、ミスショットにつながる可能性があります。
また、バードン グリップは手首が甲側に折れやすいという特徴も持ちます。これにより、フェースが開きやすくなり、スライスやフックなどの曲がり球が出てしまうことがあります。
バードン グリップがおすすめな人
バードン グリップは、右打ちであれば左手の親指と人差し指をグリップの中で重ね、小指と薬指は緩く添えるグリップです。バードン グリップは、コントロールと正確性を重視するプレイヤーに適しています。
このグリップは、手首の動きを最小限に抑え、スイングが安定します。そのため、スライスやフックなどの球筋のブレを減らすことができます。また、手首の力を抜いてリラックスしたスイングを可能にするため、安定したショットを打つことができます。
バードン グリップは、中上級者以上のプレイヤーにおすすめです。このグリップをマスターするには一定の練習が必要であり、初心者にはやや難しい場合があります。しかし、習得できれば、精度の高いショットを打つことができるでしょう。